背もたれ部分がくちびるの形を連想させることから、リップチェアと名付けられました。
美しい曲線にこだわったダイニングチェアです。

笠木のリップの部分は曲線を描きつつ、口角がキュッと上がったようなデザイン。
座面は座り心地をキープしつつ、脚先に向かって徐々に細くなり、絶妙なフォルムを実現しました。
またスタッキングができるのも、このチェアのポイントです。

デザイナー：Olivier Polmanss / オリヴィエ ポルマンス
ベトナム在住のフランス人デザイナー。
パリ装飾美術学校（Olivier de Serres School of Art and Design）卒業。
オランダ人デザイナー、Piet Hein Eekの家具デザインに従事。
エルメスではジュエリーデザインを担当、2012年よりベトナム在住。現在は、家具、インテリアプロダクトのデザインを数多く手掛けています。
普遍的なフォルムと、シンプルで無駄のないディテール、機能性を追求したOlivierのデザインは、世界中の物語やことわざからインスピレーションを得ています。
我が国独自の文化だと思いがちな表現も、万国共通の深い意味があり、これらの普遍的なアイデアがデザインの出発点となっています。
そしてもう一つ、本やアートのように、見るたびに再発見があり想像力を刺激する、彼のチャーミングな物作りは、動物たち、樹木や花などの植物、山や海の風景、私たちを取り囲むあらゆる自然界が、素晴らしいインスピレーションの源です。