URUSHI dining table








漆技法を現代風にアレンジしたダイニングテーブル。
こちらのダイニングテーブルを手掛けたのは、日本を代表する家具デザイナーの故“岩倉榮利 氏”。
日本で唯一、自分のブランドを持つ家具デザイナーとして名をはせ、デザインだけに留まらず空間のプロデュースなど多岐にわたり活躍されておりました。
岩倉氏のデザインはどこか日本を感じさせるものが多くあります。
そのひとつがこの「URUSHI dining table」
その名の通り、仕上げ方法に漆の技法を取り入れています。
漆は「ウルシノキ」という木の樹液です。日本では縄文時代から、天然保護塗料として、装身具や食器など(主に木や紙の製品)に漆が使われてきました。
漆器は英語で「Japan」と呼ばれるほど、世界に知られている日本の素材であり技法です。
このテーブルに採用されているのは「変わり根来(ねごろ)」塗り技法。
根来塗りとは、黒漆を下塗りし朱漆塗りを施すことで、古い朱漆器などで表面の朱漆が摩滅して、下地に塗られた黒漆が所々に現れ模様のように見える技法です。
使うほど模様が現れ、艶と味わいが増してゆく経年変化を楽しめるのが根来塗りなのです。
この伝統的な根来塗りをより日常生活に取り入れやすいように、モダンにスタイリッシュにアレンジしたのが「変わり根来」。
乳白色の中に、研ぎ出した金色の線がうっすらと浮かびあがるデザインは、上品さの中に華やかさを演出します。
脚部はスチールの焼付塗装仕上げとなっており、テーブルデザインによりモダンな印象を加えます。
日本人が持つ経年美化を楽しむ文化を現代家具のデザインに取り入れた深い味わいを感じられるテーブルです。
価格 | ¥352,000(税込) |
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サイズ | W2100×D900×H720mm |
材質 | 天板:60mmMDF(JW / ホワイト) |
天板仕上げ | 漆(変わり根来) |
納期 | メーカー在庫により変動 |