濃い無垢板特集!
こんにちは!徳島 家具・雑貨販売のIEG店長です!
【天然無垢板と大人の照明展】残すところ後10日となりました。
本日は無垢板の中でも濃い色の無垢板を特集します。
濃い色の無垢板と聞いて一番最初に思い浮かぶものが“ウォールナット”ではないでしょうか!
ウォールナットはクルミ科の植物で原産地は主にアメリカ中央部になります。
日本で単にウォルナットといった場合、一般的にはこのブラックウォールナットの事を指します。
一時はヨーロピアンウォールナットの代替品として見られていた時期もあったようですが、
今は優れた木材として認識されており、高い地位を確立しています。
樹高は30~40m、胸高直径1.2~1.8mに達し、樹幹は真っ直ぐに伸び、廃材率が極端に低いという
特徴を持っている事から、そういった視点から見ても木材としての価値が高い樹種だといえます。
材質の特徴は割れにくく、非常に加工性の良い木で、塗装をしなくても表面がウォールナット特有の艶のある美しい
濃い茶色がでる為、見た目的にも申し分のない木です。
乾燥の際には注意が必要ですが、乾燥後の狂いは少ない。
釘打ち、ネジ止めも問題なくでき、表面を美しく見せる為の艶出し材なども非常に良く吸収します。
耐久性にも優れており、心材は虫の被害も受けにくいようです。
続いては“チーク”のご紹介です。
チークはクマツヅラ科の植物で、原産地はビルマ、ベトナム、インドネシアなどの東南アジアの国に分布しています。
チークは大きいもので樹高40~45m、胸高直径は1.8~2.4mに達するが、多くは
樹高9~11m、胸高直径は1~1.5mほどの大きさの木です。
チークはその強い耐久性と優れた特性、美しさから世界的に高い評価を受けており
銘木の中の銘木とされています。
最大の特徴はチークの中には良質の油、木製タールが含まれており、塗装などをしなくても
摩擦などに強く、時間が経っても材質が変わらない事にあります。
また、この特性からチークは肌触りが滑らかで、酸化、腐食に強く、水にも強い。
加工においては材中に石灰質を含んでいる事から、カンナなどをかけると刃先を摩耗させる
性質があるので注意が必要ですが、硬さの割には加工は容易でサンダーなどもかけやすい材となっています。
チークは船舶・家具などの用材や建築材、フローリングなどの内装材、外装材としてなど、幅広く使用されます。
有名な所では豪華客船クイーンエリザベス2世号のブリッジや内装にも使われています。
加工は行いやすいが、釘打ち、ネジ止めをする際はドリルなどで下穴をあけた方がよいでしょう。
また、ウェンジは水に濡れると成分がしみだし、石などが変色してしまうという特徴があるので
耐久性に関しては腐朽、虫害の両方に対して強い木材なので
次は“オバンコール“のご紹介です。
オバンコールはマメ科の植物で原産地は西アフリカのコンゴ、コートジボアール、ガーナなどの
熱帯雨林地域に生育しています。樹高が約30m、胸高直径が0.8mほどになる木です。
年月を重ねた樹木は瘤状の隆起が見られ、それが木材に独特の模様をもたらします。
乾燥は早くて容易、乾燥後の狂いは中庸です。あらゆる強度基準の測定結果が平均的なレベルで、
唯一、曲げ強さのみが少し高い適正が見られます。耐久性に関しても強度同様、
ほぼ平均的な耐性を持っています。
加工はやや難しいが、釘打ち、ネジ止めの相性は良く、接着に対する適正も高く、仕上がりに関しても
輝くような非常に美しい表面が得られます。また、他の色が乗りやすい為、漂白して染色し
ウォールナットなどの他の木材の代用として利用される事もあるようです。
オバンコールは美しい木目を活かし、高級家具、フローリングなどの内装材、小物などに利用されます。
身近で言うと、アコースティックギターに使われているそうです!
最後は“ボセ(アフリカンチェリー)”のご紹介です。
ボセ、別名アフリカンチェリーはセンダン科の植物で原産地はアフリカです。
樹高50m、枝下20mにもなる大高木で加工するとカバノキ科とフタバガキ科の中間のような材になります。
乾燥が難しく、乾燥時に小割れが入りやすいですが、乾燥後は寸法が安定します。
センダン科でマホガニーの仲間ですが、色がピンク色をしている為、アフリカンチェリーとも呼ばれています。
桃褐色の色合いや感触がよく優しい肌触り気持ちが良いので女性に好まれています。
材料自体もアフリカ材なので固めですが適度に木材独特の柔らかみがあり
テーブル材には最適な材料です。
5種類の濃い無垢材をご紹介しました。種類によってそれぞれの特徴、強みもあります。
是非、この機会に一枚板、無垢板の暖かさに触れてみませんか。
肌触りのいい木の感触は、もうテーブルから離れられませんよ笑!
22日までですのでお早めにご来場ください。